武本です。ついに昔からの憧れであったロードバイクを購入しました。
TREK EMONDA SLR (トレック エモンダ エスエルアール)
TREKが展開するProject One(プロジェクトワン)、そのロードバイクシリーズ。
中でも軽量性に特化したEmondaは、 ヒルクライム(登り)は言わずもがな、スタートダッシュも軽く乗り心地にも優れるため、登りありのロングライドなどでは非常に強力なバイクです。
最上級クラスであるSLRは、業界でもトップクラスのクライミング性能を誇ります。
Emonda SLRはディスクブレーキ仕様・またリムブレーキ仕様の選択が可能です。今回は軽量性を重視し、リムブレーキ仕様を選びました。そして重量は6.3kg。恐ろしい軽さです。
軽量ホイール・タイヤとの組み合わせでは5kgを割ることも十分に可能です。
そのため、ヒルクライムレースや登りの厳しいレイアウトの場合には大きなアドバンテージが獲得出来ます…!
素材はTREK OCLV CARBON 700シリーズを採用。
TREKが誇る、最も軽く・反応に優れ・乗り心地の良さも兼ね備える最上級のカーボン。
さらに、Emonda SLRは「H1フィット」「H2フィット」と二種類のヘッドチューブの長さ(ハンドルの高さ)を選択する事が出来るため、前傾姿勢が苦手な方から、深くアグレッシブなポジションをお求めの方まで、幅広い方へ最適なフィッティングを設定することが可能です。
今回私はH1フィットを選択しました。低いハンドル姿勢は上体を低くするため、維持こそ多くの筋力が必要にはなりますが、その代償に空気抵抗の削減によるスピードの上昇・速度維持に使用するパワーの削減とメリットがあります。
私自身、平坦が大の苦手であり…H1フィットにした事で非常に平坦が楽になったように感じます。
詳しいフィッティングやサイズに関しましては、スタッフまでお問合せ頂けますと幸いです。
ちなみに、SLRモデルのリムブレーキ仕様は今年のモデルで終了となるため、現在プライスカットが行われています。在庫状況によっては予期せず終了する可能性がございます。
⇒詳しくはこちらから!
また、TREKから声明があり…「一部のモデル・サイズは在庫がかなり少なくなっておりますが、追加の生産予定もありません。7月下旬頃に受注も締め切る予定です(要約)」と、既に終了間際。ご相談などもお早めに!
ここからは、「理想のバイク」にするべく使用したパーツのご紹介など。
TREKのアクセサリーブランド・BONTRAGER(ボントレガー)。の大きくロゴの入ったホイール。ディープリム(写真左)と呼ばれるリムハイトの高いホイールを装着しました。
(写真右のホイールは同メーカー、パラダイムエリート。ローハイトの分、重量は軽いです。)
ディープリムは、高速巡行時の整流効果が高く、風の抵抗を抑える効果があり、平坦路の巡行は際立って楽に感じます。
平坦の多いサイクリングロードやコースを多く走る方にオススメなホイールタイプです。
(ちなみにBONTRAGER Aeolus 5というホイール。現行モデルではBONTRAGER xxx 4―トリプルエックス―というホイールが近いでしょうか。)
ハンドルバーは一体型タイプに。同じくBONTRAGERから、ステム一体型ハンドル(XXX Integrated Bar/Stem) を装備。重量も218g(!)と非常に軽量。
GARMINやBONTRAGER製ライトなど、スマートに取り付けが出来る「Blendr(ブレンダー)」システムに対応しているのも大きな特徴です。マウントも樹脂製で軽く、角度も自由に調整可能。究極の一品です。値段は気にしてはいけません。
ブレーキはBONTRAGER Speed Stop Pro(スピードストップ プロ)。
なんと重量は片側95g。ですがダイレクトマウント(ブレーキ本体を二点で支える)規格に対応。確実な制動力を発揮します。参考までに、R7010(105)のダイレクトマウントブレーキは約200g。
クランクセットはROTOR ALDHU(ローター アルデュー)。
ROTOR最新作であり、最軽量でもあるこのセット。重量は約630g程と軽量で、手裏剣のような見た目もとても気に入っています。
⇒ROTOR ALDHUの記事はこちらから!
バイクの外観をシンプルに、シックにしたい方。最高峰のクランク・楕円チェーンリングの性能をお求めの方まで。外見・性能のアップグレードには最適なクランクセットだと思います。
ちなみに金色のチェーンはKMC・X11-SL。耐久性が高く、重量もデュラエースグレードのチェーンよりも少し軽いです。値段は気にしてはいけません。
コンポーネントはSRAM RED22(スラム レッド)。機械式(ワイヤー変速)では業界最軽量を誇る、クライマー達に長く愛されてきたアメリカ発の変速機ブランド。人とはあまり被りません。
Project Oneでは、アップチャージ・ペイントを選択した場合、トップチューブ後方に好きな文字を入れる事が出来ます。ご自身のお名前や座右の銘、所属チーム名を入れてみるのもいいですね。
私は走る時にいつも思うワードを…「Regret or Struggle (後悔するか、足掻くか)」
練習やレースの時、辛くてキツイ場面が多々あります。その時に、ここで踏み止めて後で後悔するか、食いしばって足掻いてみるのか。と脳裏に浮かびます。耐えて良い結果になった事も少なくなく、逆に踏み止めて後悔した事も多く…という強く印象が残ったワードをチョイスしました。
これらのパーツで、理想であった「得意な登りを伸ばし、苦手な平坦をサポートする、オールラウンドバイク」というコンセプトを完璧に達成できました。
これからたくさん乗って、ヒルクライムやレース、ロングライド。楽しみたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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バイシクルカラー奈良登美ヶ丘店 武本 直輝