愛車(TREK Emonda SLR Disc)のディスクブレーキパッドを交換しました!
今回はフロントブレーキのパッドが交換時期にさしかかってきました。
ディスクブレーキのパッドの摩耗具合を正確にチェックするのは「ノギス」を使います。DIYに慣れている方は馴染みがあるかも知れませんが、そうでない場合は少し専門的かもしれません。
拡大するとこの様になります。残っているパッドの厚みは0.8mm程。マニュアルには0.5mmと記載があるのでまだ数100kmは走れそうですが、音鳴りもひどかったので交換してしまいます。
ちなみにフロントブレーキは前回交換してから約2000km程。峠も多く走った事も影響していますが、摩耗具合は結構早いですね。リアは倍以上もってくれています。(ブレーキの掛け方によって大きく異なります)
左が摩耗したブレーキパッド、右が新品。
ノギスで計測すると正確ですが、目安としては赤い丸で示した斜めの面が無くなったらそろそろ注意しましょう。
しかしながら、ブレーキパッドがブレーキ本体に取り付けられたままだとかなり見づらいですよね。
なんとか目視する場合はここを見ます。明るい場所、もしくはライトを当てると見えます!
ここが0.5mmが限界ですが、パッドは均一に減らずに偏摩耗しますので1mmを下回ったら注意しましょう。(よく見えないのでお店でチェックされる事をお勧めします。)
さて今回の交換では、通常完成車に採用される「レジンパッド」(有機系素材を樹脂で固めたもの)ではなく「メタルパッド」(金属を混合させ焼き固めたもの)を試してみます。※右がメタルパッド。
違いとしてはこの様になります。「調整」とはコントロール性を指します。「減衰防止」とは激坂を何キロもブレーキを掛け続けながら下る際のブレーキ性能の低下(フェード現象)防止になります。
私はこの特性差よりも、レジンパッドが水分や汚れを吸い込みやすく、音鳴りや制動力低下を招く事が気になっていたからです。
新品から1000km以上走ると初期のころと比べ、少し滑る感じがあります。もちろん、通常走行において全く問題ありませんし、むしろ言われても分からない程かと思います。
とは言え、折角のディスクブレーキですので、急こう配の峠をスピードを落として下る場合や、信号で停止する際、もう少し少ない力で効いてくれても良いなと思う時があります。
マウンテンバイクの場合はローターを大径化することもありますが、ロードバイクは160mmより大きいサイズはありませんので、メタルパッドを採用してみました。
一般的にメタルパッドは音鳴りが気になると言われますが、それはブレーキング時の「シャー」と言う音がわずかながら大きいだけで、「キーッ」と甲高く鳴るわけではありません。
さて、どの様なブレーキフィーリングなのか、また乗った後に紹介したいと思います!
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