「アイアンマン70.3東三河ジャパンin渥美半島」へ出場しました! ~トライアスロンに興味のある方、来年エントリーを予定している方にもご参考になれば幸いです~

「アイアンマン70.3東三河ジャパンin渥美半島」へ出場しました! ~トライアスロンに興味のある方、来年エントリーを予定している方にもご参考になれば幸いです~

2023-06-14T16:32:24+00:00 2023/06/14|ニュース|

先日「アイアンマン70.3東三河ジャパンin渥美半島」へ出場してきました!
このブログでは、初めてトライアスロンに挑戦される方、またミドルにチャレンジされる方や来年この大会に出場を検討されている方に、大会の様子や各パートの特徴をお伝えできればと思います。

 

私はトライアスロンの中でも「IRONMAN(アイアンマン)」へ出場するのは初めてでしたが、前日のアスリートチェックイン、レース当日、そしてアフターパーティーまで、大会を通した盛り上がりははやりアイアンマンの大会!といった印象でした。

エントリー代から交通費、宿泊費(二泊)等全て含めると合計13万円程となりましたが、トライアスリートにとっては一度は出てみたい大会ではないでしょうか。

 

 

それでは早速各パートの様子と、実際私が泳いで走った感想をお伝えします!

 

スイムは1.9km。
写真を見ると比較的穏やかなコンディションですが、競泳出身ではない私にとってスイムはハードルの高いパートの一つです。
距離が短いショート(オリンピックディスタンス)では消波ブロック(テトラポッド)の中にコースが設けられている事も多く、その場合とても泳ぎやすいのですが、沖に向かって泳ぐコースは基本的に潮の流れや波、海面のうねりがあります。

 

今回風は少なく水温も23~24℃と、とても泳ぎやすいコンディションではありましたが、はやり沖に200mも泳ぐと海面のうねりが大きい場所があり、突如襲われる身体の揺れに、乗り物酔いした時の様な気持ち悪さに襲われました。

さらにその状態で小波も立ち、絶えずヘッドアップを入れないとコースが把握できません。また終盤になると集団もバラけてしまい、自分の位置を確認しないとコースからどんどん離れていきます。

途中スカーリングで位置確認をするものの、競泳出身でない私にとって、これはこれでまた心拍が上がり中々リズムに乗れません。冷静さは保てているものの「しんどいモード」から抜けられません。

やはりプールで単に距離を泳げる事と、オープンウォーターを泳げる事は全然違うと再認識しました。ヘッドアップはもちろんスカーリングや海面のうねりへの対策等、課題が沢山です。

今回スイムの順位は全体の半分より速い方でしたが、ミドル以上の距離になると水泳経験者が多くなる印象ですね。

 

 

ちなみに今回は500mで一旦岸に上がるコースです。
スイムでリタイアになる場合は最初の500m以内が多く、このコース設定はとても良いと思いました。

ちなみに500m以内でリタイアになるパターンとしてオーバーペースが挙げられます。いきなり心拍が上がってしまい、その状態で息継ぎが上手く出来なかったりするとパニックになります。

心拍数に応じた身体の反応を練習でちゃんと把握し、本番では落ち着いて泳ぎ、海水を飲んでしまったり、また上から乗られて息継ぎが出来なかったりしても、落ち着いて対応できる「余裕をもった泳ぎ」が大切です。


 

続いてバイクパート、距離90km。
コースは若干の緩いアップダウンはあるものの基本的にほぼフラットのコース。ペースコントロールもしやすくとても走りやすいコースです。私は3つのパートの中でもバイク経験が一番長い事もあり、レースでは終始追い抜いていく展開。

 

周りを見ながら走って思った事は、多くの方が足や体力を使いすぎている事。
ペースの上げ下げであったりペダリング、また緩斜面への対応であったりと、このような場面で楽が出来るのはバイク経験者の強みですね。おそらく逆の立場から見ると私はスイムで無駄に体力を使って泳いでいるのでしょう。

 

でもこれがトライアスロンの面白い所です。
得意分野とそうでない分野があり、それら全て含めて練習しないと完走出来ません。また不得意分野は伸びしろが多く、少し成長できただけでも達成感を感じ、大げさに言うと日々の自己肯定感に繋がると思います。

 

 

今回のペースですが、平均パワー(NP)が181W。
これは全然踏んでいない数値です。トライアスロンではいつも最後のランで大失速するので、今回はスタート前から「バイクは踏まずにサイクリング」と言い聞かせていました。

ただこのパワーでも単独走行で平均スピード33.4kmでしたので、やはり新型MADONE SLRの恩恵は少なからず様々な場面で受けていると感じました。登りでTTバイクをどんどん追い越すのはロードバイクでは珍しくありませんが、下りや平坦でも追いついてしまうのには驚きました。

また安定感が抜群ですので、バイクの上で補給したり休憩したりと終始快適に走り切れました。

 

景色のいいロケーションの中、本当にロングライドに来ているような、楽しい気分で走れました。今となってはもう少しペースを上げても良かったかなと思ったりもします。


 

最後はラン21.1km。
歩道橋を渡る階段が3か所ほどありますが、それ以外ほぼフラットのコース。また2km毎にしっかりとエイドステーションがあり、レースコンディションとしては本当にありがたい設定です。

このエイドステーションのお陰と、バイクで踏まずに走った事、また普段の練習でブリック練(バイクの直後にランを取り入れる事)もあり、トライアスロンで初めてランが楽!と思いながらスタートしました。

 

いつもはバイクで抜かしてランで抜かされる展開ですが、今回はランでも抜かしていく初めての展開。初めてランが少しだけ好きになりました笑。

 

今回の大会、コンディションとしては6月の気温でしかも曇り一時晴れ、さらにエイドステーションもしっかり整っている事もあり、脱水症状や熱中症になる事無く余裕を持ってゴール出来ました。その辺りは比較的安心感を持ってエントリーできる大会だと思います。

いつもは早くゴールしたい一心ですが、今回はもう終わってしまうのかと少し寂しく思う程余裕を持てました。


 

最後に使用した補給食です。

朝食はバナナ2本、餅のお菓子、羊かん1つ、脚つり予防の2run。
バイクではジェル3つ、スポーツ羊かん2つ、クッキー1袋(5枚入り)。ドリンクは2本(CCD1本、CCDとBCAAを混ぜて1本)。
最後のランではジェル1つでした。

バイクで補給食が多いのは最後のラン21kmに備えるためです。ジェルは定期的に取りつつも、固形物はバイクの中盤までに摂り終えて、なるべくランまでに胃を楽にさせておきます。

同じトライアスロンでも「ショート」「ミドル」「ロング」で補給の摂り方は全く異なります。距離が長くなればなるほど補給がレースを制するといっても過言ではありません。

練習の時から本番を想定して補給の練習も行いましょう!


 

いかがでしたか?
ミドルに挑戦してみたい方にとって、今回の大会は比較的チャレンジしやすい大会だと思います。

 

トライアスロンにとって日々の練習はもちろん大変ですが、それも込みでトライアスロンの魅力です。やってみたい方、ぜひお気軽にご質問下さいね!


 

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